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ロックの部屋

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THE STYLE COUNCIL

『CONFESSIONS OF A POP GROUP』~ネオアコ度★★★~
CONFESSIONS OF A PO…
静かなアルバムだ。

スタイル・カウンシルはインディー・バンドではないだろうから、ネオアコと言うのも、少々違和感はあるけど音は間違いなくネオアコだと思う。

ソウル被れだった前作の『コスト・オブ・ラヴィング』に比べると、私の好みからいって
『CONFESSIONS OF A POP GROUP』の方がずっと好きです。

アルバムのテーマが二つに分かれていて前半の《PIANO PAINTINGS》はジャズ風味とクラシカルな曲ばかり。癒し系であります。後半の《CONFESSIONS OF A POP GROUP》は幾分アップテンポになっている。けして、聴いて熱くなるようなアルバムではないのだけど、「スタカンいいなぁ」とほのぼの気分になるのであります。

スタイル・カウンシルはイギリスでも評価が真っ二つに分かれていたようで、《ブリティッシュ・ロック200CD》の著者イアン・サウスワースはこう書いている。

「ひえー、思い出すだに悲鳴。ポール・ウェラーの暗黒時代。完璧なカス。最初の数枚のシングルは許せたけど、残りは全部いかさまソウル。ミーハーとゲイには人気。Butタマキンのないポールは心ある人からは総スカン。」

おー、そこまで言うかい。確かにね『コスト・オブ・ラヴィング』はいかさまソウルぽくて面白みはなかったけど、……ミーハーで悪かったですね。私の文章読んで、女性だと思っていた人何人もいたようだし、でもちゃんとタマキン二つ付いているんだから(笑)

この人はジャムを評価している。私とはまったく逆だ。ジャム時代(特に初期)は退屈で仕方がなかったけど、スタイル・カウンシルを聴いて新鮮なショックを受けて驚いた私は、後追いでジャムを聴き始めたのだ。でも今ではジャムも評価して好きであります。まぁ、この当時はジャムではなくポリス派だったのであります、わたくし。モッズの引用よりも、レゲエの引用にひかれたのですね。

『CONFESSIONS OF A POP GROUP』のポール・ウェラーのセンスもなかなかだと思う。ストリングス、ピアノ、コーラスどれも気品が漂っていて、うっとりするなぁ。ファッションだっていいじゃないですか。ポロシャツにローファー、チェーン・ネックレス。わかんないかなぁ、いゃーね、全く。(笑)



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